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日本の転職エージェント よくあるご質問 > 採用費がかからない直接応募のほうが、転職エージェント経由よりも選考に通過しやすいですか?

採用費がかからない直接応募のほうが、転職エージェント経由よりも選考に通過しやすいですか?

採用の費用対効果という観点だけを考えてみれば、 確かに転職エージェント経由よりも直接応募のほうが採用費用がかからないため、 多少選考のバーが下がるということは実際にあり得ます。

また、求人サイトを活用して採用活動をする場合、求人広告の掲載費用を前払いで支払っている企業も多くあります。 前払いで広告費用を払う場合には、採用人数が増えれば増えるだけ採用単価も下がりますし、 もし採用しなければ支払った費用は全て無駄になってしまいますので、 既にかけてしまった費用面を気にするあまりに、無意識に採用する方向に力学が働いてしまい、 結果として採用のバーが下がってしまうということもよくあります。

このような判断のミスジャッジを、マーケティングの専門用語では「サンクコスト」と呼ばれることもあります。

ただし、これらの話はあくまで採用を「採用単価の費用対効果」の観点だけで見た際の話です。

実際には、転職エージェントを活用することで、自主応募では得られない様々な情報を得ることができますし、 職務経歴書の磨き込みや面接対策など、選考に向けた対策と準備を万全に行うことができます。

面接アドバイスや模擬面接などは特に効果があり、それいかんで面接結果が左右することもありますので、 転職エージェントを活用することで他経由のライバル候補者と大きく差をつけられるというのもまた事実です。

また、企業は、人材採用をする際の決め手として、採用時の獲得単価だけを重視しているわけではありません。 むしろ、採用という買い物は、採用した人材の生涯年収にあたる数億円分の買い物になるわけなので、 採用時の獲得単価の違いなどは、トータルで考えてみれば僅かな差にしかならないのです。 それであれば、どんな経由であったとしても優秀な人材であれば獲得したいというのが企業の本音なのです。

そもそも、仮に採用時に数百万の費用がかかったとしても、 その方が入社後にそれ以上の利益を会社にもたらしてくれるのであれば全く問題はないわけです。

このように、採用費というのはあくまで採用の可否を決める一つの基準に過ぎず、 転職エージェントを活用することによって得られることもたくさんあるので、 転職エージェント経由で応募をしたほうが不利だと一概に言い切ることは難しいでしょう。

自主で応募することで少しは採用可能性が高まる確率もあるかもしれませんが、 自主応募は何の武器も持たずに裸一貫で選考に臨むようなものなので、 それであれば転職エージェントを徹底的に活用してしっかりと対策を練りながら、 選考を突破していくのがよいのではないでしょうか。



転職エージェントに関して寄せられることが多いよくあるご質問をタイプ別に掲載しています。ぜひ転職エージェントを利用する上での参考にしてもらえれば幸いです。