日本の転職エージェント > 転職エージェントの活用方法 > 引き継ぎ
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退職交渉も無事に終わり、退職日、入社日も全て完了したら、残るは業務の引き継ぎです。 退職するまでに、後任者に対してあなたの業務をしっかりと引き継いでおく必要があります。
「立つ鳥後を濁さず」という言葉がありますが、転職はまさにこの言葉が当てはまります。 あなたが自分の意思で転職をする以上、会社には少なからず迷惑がかかることになります。
あなたが抜けることで会社が損害を被らないようにできる限り引継ぎはしっかりと行い、
最終出社日の最後の最後まで決して手を抜かずに業務にあたるようにしましょう。
退職が決まり、もう自分には関係がなくなったからといって引き継ぎをまじめにやらない方や、
最後の最後まで真剣に業務に取り組まないような方は、
恐らく次の職場に行っても活躍することはないでしょう。
「人」としての真価は、まさにそのようなときにこそ問われるのです。
会社にいる間は、少しでも会社に貢献しようと最終出社日まで精力的に働いたり、
業務引き継ぎをしっかりとやるような方は、退職後も前職の方々との友好的な関係を
続けることができるでしょうし、転職後の職場でも活躍できることでしょう。
業務の引き継ぎをする際のポイントについて解説をしておきます。
職種や役職によっても重要となってくるポイントは変わると思いますが、
ここではどのような方にも共通して重要だと言えるポイントに絞ってお伝えをします。
一番大事なのは、引き継ぎのスケジュールに余裕を持っておくことです。
最終出社日となる最後の日まで引き継ぎをやっているようでは
ぎりぎりすぎますし、もし万が一トラブルがあると、
引き継ぎが完了できなくなってしまう可能性もあります。
後任者とスケジュールを調整の上、最終出社日の1週間前ぐらいまでには
全ての引き継ぎを終えて、残りの1週間は退職の挨拶まわりや後任者のサポート、
デスクの整理などにしっかりと時間を使えるぐらい、余裕を持っておくのがベストです。
また、業務を引き継ぐ前に、後任者がスムーズに業務を始められるように、
自分の業務を整理し、誰がいつ見てもすぐに内容が分かるようにマニュアルを作っておいたり、
自分の業務を分かりやすく可視化しておく、などの工夫も大事です。
そして、特に営業職の方で、取引先とのお付き合いがある方は、
後任者を退職前に取引先に紹介しておかなければいけませんので、
更に余裕を持ってスケジュールを調整しておくことが重要です。
社内の関係者であればまだしも、取引先となるとスムーズにスケジュール調整ができるとは限りません。
くれぐれも「顧客リストと名刺だけ渡しておしまい」などといったことがないように、
取引先には早い段階で退職の旨を伝えておき、後任者を紹介するためのアポイント日時を決めておきましょう。
業務引き継ぎが完了すると、会社に出社してもほとんどやることがなくなってしまいます。
そのようなときには、積極的に後任者のサポートやまわりの社員の業務補助をしてあげましょう。
会社に行っても仕事がない、ということはありえません。
自分に時間があるのなら、周りのためにコピーとりや書類作成を手伝ってあげる、
周りのデスクを整頓してあげるなど、考えだ出せば職場のためになる仕事はいくらでもあるのです。
このように、最後の最後まで「立つ鳥後を濁さず」を実践できる方であれば、
恐らく多くの方が退職を惜しんでくれるでしょうし、惜しむとともに、
新天地での活躍を願って心から応援してくれることでしょう。
これまでお世話になった会社や上司、先輩、同僚などへの感謝の意を忘れることなく、
しっかりと引き継ぎを行って、禍根を残すことなく気持ちよく転職できるようにしましょうね。